風流
ふうりゅう ―りう 【風流】

(名・形動)[文]ナリ
〔古くは「ふりゅう」とも〕
(1)おちついた優雅な趣のあること。みやびやかなこと。また、そのさま。風雅。
「―な茶室」
(2)詩歌・書画・茶など、俗を離れた趣のあるもの。
「―の道」「―を解する」
(3)美しく飾ること。意匠をこらすこと。また、その物。
「―の破子(わりご)やうのもの、ねんごろに営み出でて/徒然 54」
(4)芸能の一。
→ふりゅう(風流)
(5)「風流韻事」の略。
「―の初めやおくの田植うた/奥の細道」
(6)先人が残した美風・なごり。遺風。
「古きを学び新しきを賞する中にも全く―を邪(よこしま)にする事なかれ/風姿花伝」
[派生] ――さ(名)
                          [大辞林より]



この言葉を聴けば、御隠居の道楽と想像される方も多いだろう。

だが本来の言葉の由来は、禅の世界に在る。

五感を封じ、風に揺れる枝が如く自然を受け入れ一体化する。

更に掘り下げれば、自然と一つになる事を楽しむ心の余裕の事。

それが「風流」。


風流の代表ともされる京都の銀閣寺などは、金閣寺に比べて如何にも地味。

それを建立したのは、室町幕府八代将軍の足利義政である。

自らの失政により応仁の乱を引き起こしたにも関わらず、

決着も迎えぬ侭に実子に職責を譲ってしまい。

当の本人は、悠々と東山で隠居暮らしを始めたというのも有名な話。(試験に出ます・嘘)


そこまでの行状であるのに、何故、義政の生み出す東山文化が栄えたのか。

それは、不躾だ不埒だと目くじらを立てたりはせず、

むしろ壮大な「ゆとり」「余裕」として受け入れる民族性が、民衆の心の奥に在ったから。

そんな日本人らしさが、和の文化を累々と発展させてきている。


今、この世界も正に戦国の様相を示している。

邪気・災厄が巷に潜み、魑魅魍魎が街中を闊歩する。

だが、そんな時代だからこそ。

ゆとり無き者は、其の身も心も言動も見た目の柔らかさと裏腹に、

次第次第に固くなる。


人にただ 負けじと思う心こそ やがてその身の固きなりけり


茶を愛で、扇子を振り、様式美を其の身と心に纏い。

風流謳って揺れてみるのも、丸き心を作る業となる。


此れからも、其の先も。

和の心を親しき方々の心の中に、しっかりと。              



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by yugenniou | 2007-01-20 21:09 | 幽玄―Yugen
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表では言い表せぬ日々の出来事などを戯言や映像などと共に、此処に記す。妙な画像リンクが貼られたりしているが、本人は大真面目に書いている積りである。 …多分。
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